伊豆・修善寺の吉奈温泉にある「東府やResort&Spa-Izu」に行ってきた。
3.6万坪の敷地の中を吉奈川が流れ、川沿いにゆったりとした客室や食事処が点在しています。
自然の中でのんびりとリフレッシュするのはもちろん、今回の目的の一つは天然のホタル観賞!!
温泉でまったりとくつろいだり、トレッキングしたりと宿泊した時の様子を記録します。
これから行く方の参考になれば幸いです。
東府やResort&Spa-Izuの宿泊記
一年ぶりに東府やResort&Spa-Izuへ。
東京ドーム約2.5個分の広大な敷地に30部屋だけの和のリゾート。
去年行って良かったので再訪しちゃいました。
東府やさんへ到着すると、まずソファー席へ案内されてチェックイン。
このフロントも天井が高くて暖炉もあり、開放感があって最初からテンションあがります。
雑誌が置いてある辺りには浴衣が置いてあって、館内で着る浴衣を男女それぞれ選べます。
お部屋へ荷物を置いたら、まずは「大正館 芳泉」へ。
和と洋が融合したこちらの建物は、大正時代に社交場として建てられた建物をリノベーションしたそうです。
ソファーも椅子もランプシェードも素敵で、ジュークボックスがあったりと見ているだけでも飽きないです。
1階にはお食事もできる「ミルクホール」と「カフェアールデコ」
カフェアールデコは、宿泊客は嬉しいソフトドリンクもアルコールも無料!
早速スパークリングワインで乾杯~
雑誌も新聞もあるので、大正浪漫に浸りながらのんびり過ごせます。
大正館の手前には大正14年竣工の「芳泉の橋」が吉奈川にかかっています。
この橋と川と周りの緑の風景もまた素敵なんです。
全て作り込まず、古いものはそのまま残して景観を作っていくのはさすがだなあ~って思いました。
夕食は17:30~と19:30~を選べますが、ホタル観賞の為に17:30~のお食事を。
本館近くの食事処「懐石茶や水音」でいただきます。
窓が一面のガラス張りになっていて、外には広いデッキテラスがあります。
テラス席には火が灯されていて、少しずつ夜のとばりが下りていくのを眺めながら食事するのも良いものです。
朝食も同じ場所でいただきましたが、食後の水菓子とコーヒーはこのテラスでいただくこともできます。
テラスの先には吉奈川が流れているので、天気の良い日はとても気持ち良いですよ。
また敷地内にはトレッキングコースがあり、天気の良い日には富士山が見えるという「富士見平歩道」があります。
片道40分の山道は、どちらかというと登山に近い道なので運動靴が必要ですが、フロントでスニーカーを借りて登ってきました。
頂上の「富士見平」には丸太で作った腰掛やステージがあり、座ってお茶を飲んで一息。
富士山が綺麗に見えると嬉しくなりますよね。
今回は残念ながら見えませんでいたが、冬の方が富士山が見える確率は高いそうです。
そして女将を筆頭に客室係やお掃除の方まで、宿泊部分の他のスタッフさんたちがとても丁寧で感じが良いのもまた来たくなった理由のひとつ。
温泉や建物や景色も大切だけど、働いている人でその旅館やホテルの空気の流れができる気がします。
お部屋も川沿いで広くて素敵だったけど、更にスタッフの方たちのおかげで気持ちよく過ごすことができました(^^)
東府やのホタル観賞で大感動
実は去年も東府やさんのホタルを見に行っている私たち。
送迎バスで秘密の場所へ連れて行ってもらい、真っ暗な川沿いに2~300匹ものホタルが一斉に発光している様子は夢のようで、「今年もまた見たい!!」とリピートが決定しました。
さて出発!!
送迎バスで10分程の場所で車を降り、田んぼのあぜ道を少し歩いて川に向かいます。
道の脇には光に弱いホタルの為に、車のライトを遮る黒い布が張られています。
ここでは地域の住民たちが協力して、ホタルが住みやすい環境を守ってくれているそうです。
歩いていくと「わぁ~」と歓声が聞こえます。
田んぼの脇の用水路にも2~30匹のホタルがフワフワと緑の光を放っていました。
東府やのスタッフの方の案内でそのまま進むと川のほとりに着き、今度は本当の「わぁ~!!」が出てきます。
たくさんのホタルの優しい光が、一斉に私たちの目の前で舞っています。
余りの幻想的な風景に言葉を失うほど!!
美しすぎる光景の衝撃が去った後は、川のせせらぎを聞きながらゆっくりとホタル鑑賞をすることができます。
「蛍を育てる会」の方の説明では、ホタルが発光するのは1日3回。
20時頃から発光しはじめ、そこでパートナーが見つからなかったホタルが22時頃からまた光りはじめるそうです。そして最後に夜中の1時頃からリベンジホタルが発光して相手を見つけるそうなんです。
そのホタルたちが産卵し、綺麗な水の中で育った子供が来年またこの景色を披露してくれるわけです。
ホタルは9か月もの間水中で成長し、成虫になって地上に上がってからの寿命は1~2週間。
その短い時間で儚い光を一生懸命発光している姿も、昔から日本人に好まれる理由でしょうか。
そして「ゲンジボタル」と「ヘイケボタル」では習性も全く違うんだそうです。
それぞれの習性に合わせたホタル観賞の楽しみ方をスタッフの方が説明してくれます。
都心ではほとんど見ることができなくなってしまっている天然のホタル。
大人になってからこれだけの数のホタルをゆっくりと鑑賞できる事は少ないので、この時期に東府やさんへ宿泊される方には絶対にオススメです!!!
東府やResort&Spa-Izu(公式ホームページ)
期間:6/1~7/21
主なホタル
~6月末「ゲンジボタル」体長12mm程で曲線で飛ぶ
6月末~7月下旬「ヘイケボタル」体長8mm程で直線で飛ぶ
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東府やで子宝の湯などの貸切風呂や温泉を満喫
東府やResort&Spa-Izuには露天風呂付きのお部屋もあり、好きな時間に思う存分温泉に入れます。
もちろん大浴場や貸切風呂も6か所にあり、いろいろな温泉を楽しむ事ができます。
徳川家康の側室「お万の方」が吉奈温泉で湯治をして、子宝に恵まれたそうです。
それ以来「子宝の湯」としても有名なこちらの温泉。
安産祈願もあるのでしょうか?
私たちが宿泊した時は妊婦さんも数組いらっしゃいました。
貸切風呂は先着順で予約を受け付けするので、入りたい時間に空いてない可能性も。。。
まずはチェックインの時に予約してしまうのがオススメです。
貸切料金がかからないのも嬉しいところですね。
「伴の湯」は川沿いにあるので、川のせせらぎ聞きながらゆっくりと温泉に浸かって旅の疲れを癒すことができました。
お隣に普通の露天風呂があって、入っているお客さんの声が丸聞こえなのはご愛嬌ww
「子宝の湯」は「伴の湯」よりも広く、湯量も多いです。
緑に囲まれて、自然を感じながらゆったりと身体をほぐせます。
そしてこちらは「子持ち地蔵」へ行く道の脇にある為、女性同士のお客さんがが通ると賑やかになります(笑)
露天風呂は時間交代の男女入替制なので、時間を調整すればどちらの温泉にも入ることができます。
今年は客室の露天風呂を含め、6つのお湯めぐりができて大満足でした(^^)
当日の予約制で、1日1回(50分)の予約ができる
「子宝の湯」「伴の湯」
内湯
「せせらぎの湯」殿方風呂
「滝の湯」御婦人風呂
露天風呂(交代制)
「行基の湯」5:00~12:00女性/13:00~25:00男性
「河鹿の湯」5:00~12:00男性/13:00~25:00女性
まとめ
東府やResort&Spa-Izuは古いものと新しいもの、和と洋が融合した素敵なリゾートでした。
この時期しか見られない天然のホタルも幻想的で感動します。
また来年行けますように。。。