講師へのお礼状の書き方のマナー メールと手紙の違いと例文もご紹介

kousioreijyou (3)

外部の講師を招いてセミナーなどを開催した際には、終了後にお礼状を送り、講師の方にしっかりと感謝の気持ちを伝えることが一般的なマナーです。

でも、お礼状って普段あまり書く機会がないので、いざ書こうとしても、書き方に困りませんか?
そんなあなたのために今回は、講師へのお礼状の書き方を、例文とともにご説明します!

講師へのお礼状をメールで送る場合の書き方ポイントと例文

講師へのお礼状は、できるだけ早く送りましょう。
すぐに送ることができるメールであれば、当日中に送るのが望ましいでしょう。

お礼状の書き方には、いくつかのポイントがあります。

ポイント1 簡潔に!!
まずは、講師をしていただいたお礼を簡潔に述べること。
特にメールは、長い文章ですと読みにくいので、一文一文を短めに、すっきりとさせることを心がけましょう。

ポイント2 具体的に!!
次に、単に「ありがとうございました」と書くだけでなく、具体的にお礼を述べましょう。
何がよかったのかをはっきりと伝えると、より感謝の気持ちが伝わりますよ。

ポイント3 今後に繋げる!!
そして、メールの最後には、今後の抱負や引き続きのご指導のお願いなどを書き、今後もよい関係が続くようにしましょう。

ポイント4 件名も重要!!
また、メールの件名は「○○セミナー 講師のお礼」など、一目で内容がわかるようにしましょう。
忙しい講師の先生は、届くメールも膨大です。
必ず開いてもらえるように、件名でメールの内容が分かることが大事です。

それでは具体的に、メールのお礼状の例をご紹介しましょう。

件名:○○セミナー 講師のお礼

○○株式会社 ○○様

いつもお世話になっております。
株式会社○○の○○です。

本日はご多忙にもかかわらず、弊社の○○セミナーにて講師を務めていただき、 誠にありがとうございました。
おかげ様で、予定人数を上回る多くの方々にご参加いただくことができました。
これもひとえに○○様のお力添えの賜物であり、深く感謝いたしております。

特に、○○様の貴重な経験談を交えた○○のお話が印象的で、 現場ですぐに活かせる内容は、私にとっても大変勉強になりました。
ご指導いただいたことを実践し、日々精進してまいります。

今後もこのようなセミナーを定期的に開催する予定でございますので、 引き続きのご助力・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

メールにて恐縮ではございますが、◯◯様のご支援・ご協力に感謝申し上げ、 お礼とさせていただきます。


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講師へのお礼状はやっぱり手紙!!ポイントと例文をご紹介

即時性ではメールに劣りますが、より丁寧なお礼状を送りたいのなら、やはり手紙がよいでしょう。

特に、普段あまりメールを使わないご年配の講師ですと、手紙のお礼状は喜ばれますよ。
手紙のお礼状の場合も、できるだけ早く送りましょう。
翌日か翌々日には、ポストに投函できるとよいですね。

ポイント1 道具を選ぶ
便箋は縦書きで白無地のものを選び、筆記用具はボールペンもしくは万年筆を使用します。

ポイント2 頭語と結語
こちらは、手紙ならではのポイントですが、頭語と結語を忘れずに入れましょう。
一般的な頭語は「拝啓」で、それに対応する結語は「敬具」となります。

ポイント3 時候の挨拶
前文に時候の挨拶を入れると、より丁寧な印象になります。
頭語に続けて入れるようにしましょう。

その他のポイントは、基本的にメールのお礼状と同じです。

手紙を出すときには便箋の折り方と封筒への入れ方もマナーがありますよ。

☆ 手紙の折り方と封筒への入れ方まとめ ☆

☆ 封筒へ切手を貼る位置と料金について ☆

それでは、手紙のお礼状の例をご紹介しましょう。

拝啓 初秋の候、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度は、弊社の○○セミナーにて講師を務めていただき、誠にありがとうございました。
おかげ様で、予定人数を上回る多くの方々にご参加いただくことができました。
これもひとえに○○様のお力添えの賜物であり、深く感謝いたしております。

特に、○○様の貴重な経験談を交えた○○のお話が印象的で、現場ですぐに活かせる内容は、私にとっても大変勉強になりました。
ご指導いただいたことを実践し、日々精進してまいります。

今後もこのようなセミナーを定期的に開催する予定でございますので、引き続きのご助力・ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

略儀ではございますが、まずは書中をもちまして御礼申し上げます。 敬具

  平成〇〇年〇〇月〇〇日

株式会社〇〇
〇〇 〇〇(自分の氏名)

〇〇 〇〇(講師名)様

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した例文は、あくまで一例にすぎませんので、状況に応じて文面をアレンジしてくださいね。
メールでも手紙でも、大切なのは感謝の気持ちをすぐに伝えること。
心のこもったお礼状を送り、講師の方と末永くよい関係を築いていってくださいね。

講師を依頼した時には、こちらも確認しておきましょう

☆ 講師への謝礼金と交通費の税金について ☆

☆ 講師への謝礼金の封筒の書き方やお札の入れ方 ☆

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コメント

  1. 小西直樹 より:

    場違いとは、思いますがご存じならば、ご教示願います。
    講演会を行いたいと考えています。講演者は、教授と退職された教授です。教授は60分、元教授は、30分を考えています。講演時間に差をつけるのは失礼でしょうか。お二方は、面識はありません。申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

    • david より:

      小西様

      講演会の内容と講師のステイタスが分からないので何ともお答えしようがないのですが、私見で返答させていただきます。
      同じ教授でも、実績や知名度、権威により講演料に10倍の差が出ることもございます。
      また、講演会の趣旨により依頼内容が異なることもあるかと思います。
      更に、こちらと面識のある教授に依頼するのか、派遣講師なのかによっても違ってきます。

      その上で、講師の持ち時間が多少異なることはありますが、面識はなくとも必ず事前にご了承いただくようにしています。
      なお、私共の講演会では依頼した講師への時間が半分ということはありませんが、セミナーや講演会の内容によってはあるのかもしれません。
      講演会が盛会になりますようお祈り申し上げます。