ビジネスや、改まった手紙を書くときのマナー。
時候の挨拶や頭語・結語の他にも、便箋の折り方や封筒への入れ方にもマナーがあります。
マナーの基本は、相手を思いやり気遣うことから!!
手紙を送った相手が封を開けたときに、綺麗な折り目の便箋と乱雑に折ってある便箋では印象がだいぶ変わりますよね。
また、封筒へ手紙を入れる向きが決まっているのも理由がきちんとあります。
知らないで送ってしまって恥を書く前に、手紙の折りかたと封筒へ入れる向きなどをこちらで確認してみましょう。
手紙の折り方と封筒への入れ方のマナー
正式な手紙を送るときは、便箋は三つ折りにするのが一般的です。
折り目が少ないほうが綺麗ですし、相手も読みやすいためです。
ただし、三つ折では封筒に入らない場合などは四つ折で封入する場合もあります。
手紙の折り方や封筒への入れ方の基本は、相手が封を開いた時に読みやすい状態にするのがマナーになります。
こちらでは和封筒と洋封筒に分けて、更に三つ折りや四つ折りなど折り方ごとに図を付けて説明していきます。
基本的なルールを知ることで、失礼のない礼儀正しい手紙を送ることができます。
相手からの印象もアップするので、これを機会に身に着けてしまいましょう!!
和封筒への手紙の折り方と入れ方
改まった手紙は、縦書きで三つ折にして和封筒へ入れて送るのが基本です。
ただし、三つ折で入らないものは四つ折りにすることもあります。
どちらも封筒への入れ方は同じで、封筒の上部、封をする側に手紙の書き出し部分が来るように封入しましょう。
手紙を受け取った相手が開封した時に、読み出し部分が分かりやすく、すぐに読み始められるような向きで入れる心遣いが大切です。
手紙を三つ折で和封筒へ入れる場合
2、便箋の下1/3を上に折り上げます。
3、上1/3を下に折り下げ、重ねます。
4、封筒の裏から見て、手紙の書き出しが右上にくるように入れます。
(★の箇所を目印にしてください)
手紙を四つ折で和封筒へ入れる場合
2、便箋の下半分を上に折り上げます。
3、半分に折った更に下半分を上に折り上げ、重ねます。
4、封筒の裏から見て、手紙の書き出しが右上にくるように入れます。
(★の箇所を目印にしてください)
洋封筒への手紙の折り方と入れ方
海外で一般的に使用されていうる洋封筒は、封入口が縦の長さより長いものをさします。
入れる口が大きいので、ビジネスでも案内状や請求書を送るときによく使われます。
また、家族や身近な友人への手紙を入れて送る場合も洋封筒が人気ですね。
封筒の形によって折り方が違ってきますが、相手が読みやすいように手紙を折って封入するという基本のマナーは一緒です。
手紙を三つ折で洋封筒へ入れる場合
2、便箋の下1/3を上に折り上げます。
3、上1/3を下に折り下げ、重ねます。
4、封筒の表から見て、手紙の書き出しが右下にくるように入れます。
(★の箇所を目印にしてください)
縦書きの手紙を洋封筒へ入れる場合
2、便箋の左半分を右に折ります。
3、下半分を上に折り上げ、重ねます。
4、封筒の表から見て、手紙の書き出しが右上にくるように入れます。
(★の箇所を目印にしてください)
横書きの手紙を洋封筒へ入れる場合
2、便箋の下半分を上に折り上げます。
3、右半分を左に折り、重ねます。
4、封筒の表から見て、★マークの部分が右上にくるように入れます。
(★の箇所を目印にしてください)
まとめ
手紙の折り方と封筒への入れ方のマナーの基本は相手への気遣いから。
開封したときに、手紙の向きが逆だったりしたら読みにくいですよね。
和封筒の手紙は、封筒の裏から見て書き出しが右上にいくように。
洋封筒の場合は、宛名面に書き出しがいくように封入します。
小さなことですが、確認する少しの手間であなたの好評価に繋がりますのでぜひやってみてくださいね。
封筒へ向きを合わせて入れた後は切手を貼る位置も確認しましょう!!
★ 封筒への切手を貼る位置と料金を確認してみる ★