日差しが強くなるこれからの時期。
特に夏に車に乗る方は、運転をする際に浴びる紫外線が気になりますよね。
車の窓ガラスはUV対策されていると聞いたことがあるけど、本当にどこまで安心なの?と心配な方もいると思います。
今回は、車のUVカットガラスの見分け方や、紫外線防止フィルムの効果などについてご紹介いたします!
さらにUVカットフィルムを貼ったら車検に通らないのでは?という心配もありませんか?
こちらもキチンと解説していきますので、快適なカーライフを満喫しましょう~!!
車の窓ガラスは紫外線防止してくれるの? UVカットガラスの見分け方は?
UVカットガラスとは、紫外線をカットするガラスのこと。
UVカットガラスは若干の色がついていることが多く、薄いブルーやグリーン、グレーなどの色があります。
まず目視で確認できる方法があります。
少し離れて、横から車の窓ガラスを見てみましょう。
完全に透明ではなく、ほんのりと色が付いているので、結構わかりやすいですよ。
特にわかりやすいのがフロントガラスで、天気のよい日に運転席からフロントガラスを見上げると、色がついていて、UVカットガラスであることがよくわかります。
実は、国産車のフロントガラスは、ほとんどがUVカットガラスで、紫外線99%カットになっているんです。
なぜかというと、フロントガラスが「合わせガラス」で作られているから。
合わせガラスとは、交通事故が起きたときに、割れたガラスの破片で怪我をしないように、2枚のガラスを合わせた間に特殊な被膜を挟んで加工したガラスのこと。
合わせガラスのおかげで、もしガラスが割れてしまっても、細かくバラバラになることはなく、尖ったガラスの破片が体に刺さることは少ないのです。
そして、合わせガラスに使われている特殊な被膜には、紫外線を大幅にカットする効果も。
だから、国産車のフロントガラスは、ほぼUVカットガラスなんです。
それから、UVカットガラスかどうかを表示で確認する方法もあります。
横の窓ガラスは、車種によってはUVカットガラスではない場合もあります。
UVカットガラスかどうかを見分けるには、窓ガラスの下のほうにある表記をチェックしましょう。
「UV」、「UVU」、「UVS」などと表記されていれば、それはUVカットガラスです。
ただし、UVカットの表記がない窓ガラスであっても、まったく紫外線をカットしないというわけではなく、50%程度の紫外線はカットしてくれます。
より多くの紫外線をカットしたいのであれば、「UVカットフィルム」を貼るのがおすすめです。
車のUVカットフィルムの効果は? 料金や貼り方もご紹介
UVカットフィルムとは、窓ガラスに貼ることで紫外線をカットし、日焼けや車内インテリアの色褪せなどを防いでくれるフィルム。
透明なものから色つきのものまであり、色つきタイプであれば、車内のプライバシーを守る効果も期待できます。
中には、紫外線に加えて赤外線を防ぐタイプのUVカットフィルムも。
断熱効果が高いので、車内の温度上昇を防いでくれますよ。
UVカットフィルムのほとんどは、紫外線を90%以上カットしてくれます。
一度貼ってしまえば、長期間持ちますので、そんなに手間にはならないですよ。
UVカットフィルムを自分で買って貼る場合は、車種に合ったカット済みのフィルムを使用するのが、失敗が少なくておすすめ。
料金は、運転席と助手席2枚で8,000~12,000円くらいです。
貼り方の手順も簡単にご説明しておきますね。
まず、中性洗剤と水を使って、窓ガラスを洗浄します。
汚れが落ちたら、UVカットフィルムを貼る前に再び、中性洗剤の入った水をスプレーします。
次に、UVカットフィルムを剥がしながら、フィルムの糊がついた面に、中性洗剤の入った水をたっぷりとスプレーします。
窓を少し開けた状態で、ヘラを使って水を抜きながら、UVカットフィルムを貼ったら完成です。
自分で貼る場合は、道具が全部揃うこんなキットもありますよ。
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ですが、自分で貼るのは結構難しく、特に女性には大変な作業だと思います。
失敗なくキレイに貼るには、カーディーラーや専門業者に依頼する方がよいでしょう。
貼る枚数や車種、フィルムの種類によって異なりますが、カーディーラーでは5枚で40,000円程度。
専門業者なら、カーディーラーより若干安く、軽自動車で20,000~30,000円程度、普通車・ワゴン車で30,000~40,000円程度となります。
カーフィルムは車検に通らないってホント!? 通る基準や色の濃さも説明
UVカットフィルムなどのカーフィルムを貼っていると車検に通らない、という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
大丈夫、カーフィルムを貼っていても、運転手が外の様子を問題なく確認できる状態であれば、車検は通ります。
そのためにチェックされるのが、可視光透過率。
可視光透過率とは、ガラスやフィルムが通す、人が見ることのできる光(可視光の量)を測った数値のこと。
専用の機械で計測され、可視光透過率が70%以上であれば車検は通ります。
車検で可視光透過率がチェックされるのは、フロントガラスと運転席・助手席のサイドガラスの3枚のみ。
後部座席のサイドガラスやリアガラスは、どれだけ濃い色のフィルムを貼っていても問題ありません。
また、可視光透過率は、カーフィルムだけではなく、窓ガラスとカーフィルムの2つを合わせた状態で計測されることも覚えておくとよいですよ。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
UVカットガラスにも紫外線を防ぐ効果はありますが、UVカットフィルムを貼れば、紫外線防止効果は格段にアップします。
UVカットフィルムを活用して、快適なカーライフを楽しんでくださいね!