蛍の幼虫の名前知ってる?光るのはいつから?食べ物は?生態アレコレ

hotaruyoutyu

そろそろホタルの鑑賞時期がやってきます!!
我が家もみんな蛍好きで、家族揃って蛍を見に行くのが毎年恒例行事になっています。
しかし子供に「蛍は何で光るの?」「蛍の幼虫ってどんなの?」と聞かれて困っているお父さんお母さんをよく見かけます。

一般的に蛍の成虫の生態は割と知られていますが、蛍の幼虫についての生態は知られていないようです。。。
蛍の幼虫は光るのか、何を食べるのかなど、子供に聞かれたら答えられる自信のあるパパやママは少ないのではないでしょうか。
そこで今回は蛍の幼虫の生態について、気になるポイントをぎゅっと凝縮してお伝えします。
お子さんに聞かれても大丈夫なように、こっそり予習しておきましょう!

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蛍の幼虫の名前呼び方は?

蛍の幼虫は「水ボタル」と言います。

水ボタルって聞いたことありますか?
蛍は幼虫の時は水の中で暮らしている為「水ボタル」と呼ばれるようになったとされています。

簡単に蛍の幼虫の蛍の卵は川辺や水辺の近くにある岩、木の根元に生えている苔などに産みつけられます。
卵の乾燥を防ぐ為、水分が多い場所に産み付ける習性があるのです。

時間が経ち卵から孵化した水ボタル達は、すぐに水面へ向かい中に入ります。
そのまましばらく水の中で暮らし、昼は動かずじっとして、夜になると餌を求めて活動します。

蛍が幼虫から光るのはなぜ?いつから光る?

実は、蛍は生まれてから死ぬまで一生光り続けているんです。
しかし、成虫の時のような光を一生保つ訳ではなく、成長するにつれその光は強さを増していくのです。

蛍はなぜ光るの?

蛍が光る理由は、幼虫の時と成虫になってからは違います。

水ボタルは外敵に襲われると、不思議な臭いを発し自らの身を守ります。
そして外敵は「光っている蛍は臭くて不味いから、襲う価値はない」と判断するようになるのです。

一方成長の蛍が光る理由は、子孫を残す為と言われています。
というのも、蛍は成虫になってから非常に短命で、2週間程度しか生きられないからです。

蛍は光る事によって、仲間とのコミュニケーションや求愛行動を行なっているのですね。

~ホタルのマメ知識~
面白い話として、東日本と西日本で蛍の光り方が違います。
東日本だと3つ数えた後に光り、西日本だと2つ数えた後に光ります。

発光のパターンが違うとうまくコミュニケーションが取れません。
その為、他の地域の蛍を連れてきて繁殖させるのは不可能と言われているのです。

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蛍の幼虫は実は肉食系!?成虫になると食べない飲まないって本当?

ホタルの幼虫が食べるものは?

水ボタルはか弱そうに見えて、実は肉食系です。
先程も説明しましたが昼はじっと動かず、夜になると獲物を求めて活発に活動を始めます。

その獲物というのが、カワニナという巻貝です。
口から消化液を出し、カワニナを溶かして食べるというワイルドな食べ方をします。

全ての種類の水ボタルがカワニナを好むと言う事ではなく、種類によってはタニシを好んで食べる水ボタルもいます。

ホタルは成虫になると食べない?

がしかし成虫になると、蛍は餌を全く食べなくなります。
幼虫の時に食べたカワニナの栄養分のみで生き続けるのです。

蛍の寿命は、体に蓄えたカワニナの栄養分が尽きた時に終わります。
更にオスはメスに比べて体が小さく、カワニナを食べる量が少ない為、メスより早く死んでしまいます。

唯一口にするのは水だけですが、川の水を飲む訳ではありません。
草木についたわずかな夜露を啜るのみで、ほとんど飲まずに過ごしているのです。

まとめ

蛍の幼虫の呼び名知ってましたか?
水ボタルという名や幼虫の時も光ることもなかなか知られていないですね。

しかも水ボタルの時に食べた餌の栄養分のみで大人になると生きるので、栄養分が尽きると寿命を迎えるという生態。

幼虫からやがてサナギになって羽化すると、餌を全く食べず夜露を啜って暮らすため、蛍の寿命は約2週間と非常に短いこと。

蛍の鑑賞に行く時、是非蛍の一生に想いを馳せてみてください。
なかなか感慨深いものがあるはずです。

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