旅館で仲居さんに心付けは不要!?チップとの違いと渡した方が良い場合も解説!

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「旅館に行ったら仲居さんに心付けを渡すべき」なんて、聞いた事はありませんか?
しかしながら、心付けを渡した方がいい場合と、渡さなくてもいい場合があります。
また、海外では一般的な「チップ」と「心付け」との違いについて、正しく知っている人は意外と多くありません。
そこで今回は、心付けを渡すべきタイミングやチップとの違いなど、心付けの疑問点について解説していきたいと思います!

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心付けとチップの違い!!あなたは正確に知ってますか?

まずは、「心付け」と「チップ」の違いについてご紹介します。
心付けとチップは似て非なるものなので、ここでしっかり違いについて学んでいきましょう!

心付けとは
心付けは、サービスを受ける「前」に渡す物です。

「これからお世話になります、よろしくお願いします」という気持ちを表すために渡します。
また、迷惑をかけてしまった時に「お詫びの気持ち」として渡す事もあります。

そして、心付けは必ずしも渡すものではありません。
その理由については、後でしっかり解説させていただきます。

チップとは
チップはサービスを受けた「後」に渡す物です。

受けたサービスによる、感謝や評価の気持ちをあらわすために渡します。

チップの習慣がある国では、チップは給料の一部と捉えられています。
ですので、チップを払わないと「チップを払ってください」と言われる事もあります。


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旅館の仲居さんへ心付け(チップ)を渡した方が良い場合は?

温泉旅館で心付けを渡す事例としては、「わがままを聞いてもらった時」や、「旅館に本来のサービス以上のサービスをしてもらった時」と言われています。

例として、

・案内された部屋が気に入らず、グレードの高い部屋に追加料金なく案内してくれた。

・持ち込み不可の飲食物を、特別に許可してもらった。

・車椅子に乗っている家族の介助をしてもらった等、特別な配慮をしてもらった。

・大人2人部屋なのに、子供用の寝具をサービスしてもらえた。

等があります。

きちんとした旅館では、お客様が心地よく過ごせるようにサービスをするのは当たり前のことという教育がなされています。

通常以上の心配りや配慮をしてもらう時には、客のお礼の気持ちとして「心付け」を渡すのが一般的です。

また、部屋のものや設備を壊してしまった場合も心付けが必要です。

弁償するのが一般的な対応ですが、子供の不注意によって壊してしまった場合など、弁償を断られる事もあります。
そういった時には「お詫び」の気持ちを込めて、必ず心付けを用意するようにしてくださいね。

旅館でサービス料込みの場合の心付けは?お礼の品でもOK?

サービス料込みの場合、心付けを渡すべきか渡さないかは、意見が分かれています。

サービス料込みでは渡さなくてOKという考え方は、以下の言い分があります。

・サービス料を払っているのだから必要ない

・旅館のサービスは仕事なので当然である

逆に心付けを渡すべきという考え方には、

・特別に便宜を図ってもらったのだから、サービス料の他に渡すべき

・お礼の気持ちを形にして渡した方が、気分がいい

という言い分がありますね。

心付けはあくまで「個人の気持ち」ですので、強制されるものではありません。
ですから、どちらが正解とかではないのです。

個人の意見としては、心付けを渡すべき場面ではサービス料込みでも、心付けを渡した方がいいと思っています。
そちらの方が、お互いに気持ちよくいられますしね。

また、心付けは現金で渡さなくてはいけないという決まりはありません。

現金で渡すのはちょっと…と思う方は、お礼の品や菓子折りなどを渡すのもアリです。

お礼の品や菓子折りは地元で買ってもいいですし、途中の温泉街で買ったものを渡しても大丈夫です。
菓子折りは小分けになっていて、配れるタイプを選ぶようにしましょう。

更に心付けを渡さず、旅館全体に還元するという方法もあります。
例えば売店で多めに買い物をしたり、少し贅沢なお酒を頼んでみたりするのです。

場合によっては旅館の規定で、心付けを受け取れない旅館もあります。
そのような場合は、旅館全体に還元する方法で心付けとしましょう!

まとめ

チップと心付けの違いはチップはサービスの後に、心付けはサービスの前に渡すという違いがあります。
心付けは通常のサービスより、さらにサービスしてもらった時に渡すようにしましょう。
また、お詫びの気持ちを表すのに使います。
心付けは強制ではないですが、お互い気持ちよく過ごすためにも渡した方がいいですね。

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