小さなお子さんがいる家庭は、家事に仕事に育児と、やることが多く大変ですよね。
プロに頼む家事代行の話はよく聞くけれど、正直そこまでお金をかけていられないというのが本音ではないでしょうか。
そんな時に利用したいのが、シルバー人材の家事援助制度です。
そこで家事代行の業務も請け負っており、プロに頼むより安くお願いできると、昨今ちょっとした話題になっています。
今回はそんなシルバー人材の家事援助制度について、料金・内容・デメリットなどに分けて解説していきたいと思います。
シルバー人材に家事を依頼できる内容と料金!料理や洗濯等何ができるの?
まずは、シルバー人材の家事代行の内容を見ていきましょう。
・洗濯
・縫物
・調理
・粗大ゴミの移動および解体
・子供の送り迎え 等
などを依頼することが出来ます。
【 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会(依頼できる主な仕事内容) 】
※リンク掲載連絡済
次に気になる料金についてです。
家事代行1時間あたり1,100円〜で、場合によっては交通費がかかります。
更に事務手数料ときて5%〜10%加算されますので、最低でも1,200円からとなります。
ただし、お願いする内容やお住いの自治体によって料金は変動しますので注意してください。
心配な方は後述するシルバー人材センターへ連絡を取り、料金を確認してみるのが良いでしょう。
こちらは、プロの業者に1時間お願いするとなると最低でも2,000円以上の料金がかかります。
シルバー人材センターとは?家事援助の依頼方法とお仕事の流れ
ではなぜ今、シルバー人材が脚光を浴びていて、共働き世代に支持を集めているのでしょうか。
まずシルバー人材センターとは、高齢者が働くことを通じて生きがいややりがいを得られる事と目的とした組織です。
各市区町村単位にシルバー人材センターは設置されており、それぞれが独立して運営を行っています。
定年退社した方など、おおむね60歳以上の働く意欲のある方が、市区町村のシルバー人材センターに登録しています。
定年したけれどまだまだ元気な方や、今まで家族のために家事を立派にこなしてきた方が登録しているわけですね。
そこで、共働き夫婦や子育てで大変なママさん、家庭の事情があって家事のお手伝いを必要としている方などの、シルバー人材センターへの家事援助の依頼が増えているそうです。
ただしあくまでも専門業者とは違いますので、完璧を求める方は業者に依頼するのが良いと思います。
シルバー人材へ家事援助を依頼する方法と流れ
シルバー人材の家事援助を頼むには、シルバー人材センターを通す必要があります。
まず、依頼方法です。
最寄りのシルバー人材センターに電話をかけ、家事援助をお願いしたい旨を伝えます。
【 公益社団法人全国シルバー人材センター事業協会(最寄りのセンター) 】
※クリックすると最寄りのセンターを検索できます。
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次に、シルバー人材センターが家事援助をお願いする会員さんを探してくれます。
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条件が合致する方がいればセンターから連絡が来て、下見や面談に移ります。
この時にお願いしたい家事の内容や注意点などを、きちんとお話ししましょう。
また、掃除を頼む時は掃除用具を用意しておかなくてはいけないので、事前に用意しておきましょう。
調理を頼む時には、食材を事前に用意するのか、または買い物までお願いするのかなども打ち合わせで決めていきます。
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OKでしたら、お仕事の詳しい日取りやお願いする時間を決めて、シルバー人材センターと契約という運びになります。
シルバー人材の家事援助をお願いした当日の流れ
お仕事当日の流れですが、決められた日時に担当者が自宅に来ます。
顔を合わせて、早速お仕事をスタートしてくれます。
調理を頼む場合に作って欲しいものがあれば、レシピも用意しておくといいと思います。
事前に決めた時間でお仕事をしてくださり、時間になったら帰ります。
時間が余ってしまった場合はプラスアルファで仕事をしてくれる方もいれば、それで終わりという場合もあります。
人によりますね。
延長は基本的に出来ませんので注意です。
思ったよりも片付けに時間がかかって、依頼した全てが終わらない場合もあります。
初めてお願いする時は特に、優先順位を決めて「できるところまでやってください」というのが、一番気持ち的に負担が少ないかと思います。
ちなみに料金は担当者ではなく、後日シルバー人材センターへ払います。
シルバー人材を依頼する時の注意点とデメリット
シルバー人材センターへ家事援助を依頼する時の注意点ですが、以下のものがあります。
・依頼主が在宅している時のみ
→プライバシーやセキュリティの問題がある為、在宅中でなければ来られないという場合が殆どです。
ただし外せない仕事ややむを得ない用事の時は、シルバー人材センターへ相談してみてください。
・重労働はNG
→相手は高齢者ですので、あくまで軽作業がメインです。
引越しの準備や模様替えなど、重いものを運んでもらうといった仕事は難しいでしょう。
デメリットについても見ていきましょう。
以下のデメリットがありますので、シルバー人材の家事援助を検討している方は参考にしてみてください。
・担当者によってクオリティにバラツキあり
→プロの業者と違って、家事援助をしてくれるのは家事経験のある素人です。
料理の腕や掃除の出来は、納得いかないものである可能性が大いにあります。
・体調不良により、ドタキャンされることもある
→欠勤になった時に、代理の方が来れない場合があります。
業者と違う点ですが、体調不良による欠勤があることも了承してください。
まとめ
シルバー人材の家事援助は、共働き夫婦にとって心強い味方となると思います。
若い子育て世代が補えない家事などを、大先輩である高齢者がお手つだいできるシステムは素晴らしいと思います。
これからの社会に必要なものであるとひしひしと感じました。
是非、シルバー人材の家事援助を活用してみてはいかがでしょうか?