奈良の大文字送り火の日時と撮影スポット 地元おすすめの鑑賞場所まで!

daimonnji

みなさんは、夏の奈良の風物詩「奈良大文字送り火」をご存知ですか?
奈良大文字送り火は、戦争で亡くなった奈良県出身者の霊を慰めるために、毎年お盆に行われている行事です。
奈良大文字送り火の歴史はまだ浅く、始まったのは昭和35年。
そのため、京都五山送り火に比べると認知度は低いですが、実は日本最大級の大文字送り火なんですよ。
今回は、奈良大文字送り火の開催日時や撮影スポット、地元の人がおすすめする観賞場所などをご紹介します!

奈良大文字送り火の日時は?火の祭典の見どころをご紹介

奈良大文字送り火開催情報
日にち 8月15日
住所 高円山・春日大社境内飛火野
問い合わせ  0742-22-3900(奈良市観光センター)
スケジュール 18:50  慰霊祭開始

20:00  大文字点火

20:30  演奏会

21:00  終了

奈良大文字送り火の開催日は毎年同じで、8月15日に行われます。

メイン会場となるのは、近鉄奈良駅から徒歩で約20分、バスで約4分のところにある、春日大社境内の飛火野。

近鉄奈良駅周辺には駐車場が少ない上に、当日は交通規制も行われるため、公共交通機関での来場がおすすめです。

まず、18時50分から20時まで、慰霊祭が行われます。
この慰霊祭がちょっと変わっていて、神式と仏式の儀式が連続して行われるんです。
初めに、春日大社の神官が神式の儀式を行い、その次に、奈良市内各地のお寺から集まったお坊さんが、同じ祭壇で法要を行います。
お坊さんの宗派はバラバラで、これには、宗派を超えて平和を祈念する、という想いが込められているそうですよ。

20時に慰霊祭が終了すると、いよいよ最大の見どころである大文字送り火のスタートです。

慰霊祭終了の合図として飛火野のかがり火に点火すると、若草山の南側にある高円山(たかまどやま)の中腹に「大」の字に並べられた火床に一斉に点火されます。
点火してしばらく経つと、高円山に浮かび上がる大きな「大」の字。

大文字は約30分間燃え続けるので、心ゆくまで見物しましょう。

また、20時からの約30分間には、演奏会も行われます。

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奈良大文字送り火のおすすめ撮影スポットと鑑賞ポイント

奈良大文字送り火の鑑賞ポイントは、なんといってもその大きさです。
「大」の字に使われる火床の数は、人間の煩悩と同じ数の108個。
1画目が109m、2画目が164m、3画目が128mで、日本最大級を誇ります。

「大」の字は、宇宙を意味しているそうですよ。
山に浮かび上がる壮大な大文字は、幽玄の美という表現がピッタリですね。

奈良大文字送り火の撮影・鑑賞スポット

~ 春日大社境内の飛火野 ~

奈良大文字送り火を撮影するなら、メイン会場である春日大社境内の飛火野がよく見えますが、それ以外でも高円山が見える場所であれば、どこからでも撮影できます。

~ 浮身堂・東大寺 ~
高円山から近く、迫力を感じられる浮見堂や東大寺の大仏殿は、撮影スポットとして有名です。

~ 興福寺・平城宮跡 ~
また、奈良大文字送り火をバックに、奈良らしい建造物を撮影するのもおすすめ。
興福寺の五重塔や、平城宮跡の朱雀門は人気の撮影スポットです。

~ ホテルフジタ奈良 ~
また、地元の人がおすすめする鑑賞スポットが、ホテルフジタ奈良。
6月より屋上のビアラウンジがオープンします。
屋上で食事を楽しみながら大文字送り火を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
当日はかなり混雑するので、事前に予約可能か問い合わせをしてみてくださいね。

【 ホテルフジタ奈良 公式ホームページ 】

~ 奈良県庁屋上 ~
奈良県庁の屋上も、知る人ぞ知る特等席の鑑賞スポットです。
奈良市内では数少ない高い建物から、奈良公園と大文字送り火を一望できますよ。

事前応募の300名の定員制で、応募者が多数の場合は抽選となりますが、応募は年々増えているそうです。

入場時間は19:00~19:40で、酩酊状態の人の入場は禁止、屋上での飲食も不可。
人数が限定されるので、ゆっくりと大文字送り火を鑑賞できておすすめです!

 応 募 方 法
応募方法は往復ハガキの往信用(裏)と返信用(表)両方に①住所②氏名(ふりがな)を記入して申込みます。
応募は1人1通で、1通につき2名まで入場可能。

締め切りは7月6日(当日消印有効)
締め切り後の応募や往復ハガキ以外の申込みは無効ですので注意しましょう。

宛先は 〒630-8501 奈良市登大路町30番地
県管財課 県庁屋上大文字送り火観賞係 まで。

7月下旬に抽選結果の通知が返信ハガキで届きます。
当選した人は、この通知葉書が入場券になるので忘れずに持参しましょう。

【 奈良県庁 公式ホームページはこちら 】

さいごに

いかがでしたでしょうか。
奈良大文字送り火は、古都奈良の夏にふさわしい風情のある伝統行事ですよね。
ちなみに、8月5日から14日までは、夏の奈良を彩る灯りのイベント「なら燈花会(とうかえ)」が、奈良公園周辺で開催されます。
さらに、8月14日・15日には春日大社の中元万燈籠、8月15日には東大寺の万灯供養会も開催。
8月14日から1泊2日で奈良を訪れ、奈良大文字送り火だけでなく、さまざまなイベントを見るのもおすすめですよ。
神秘的に燃え盛る奈良大文字送り火を鑑賞しながら世界平和を願い、ステキな夏の奈良旅行の思い出を作ってくださいね!

奈良観光をするなら、こちらの【 奈良観光スポットと見どころ 】の記事もご覧ください☆

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