東京都心からも近く、ミシュラン三つ星に認定された観光地として有名な「高尾山」
高尾山には数多くの桜が咲いていて、都心で見る桜とはまた違うお花見が楽しめます。
今年は子供を連れて、高尾山の山頂でのお花見はいかがでしょう?
桜の見頃や高尾山の混雑状況、また、子どもと登るのにオススメの登山ルートや持ち物をご紹介します。
高尾山でのお花見の見頃と混雑情報
高尾山周辺には桜を楽しめるスポットが多数あります。
桜の種類は主にヤマザクラで、ソメイヨシノも見かけることができます。
東京都心の桜が満開になった約1週間後に高尾山の山麓の桜が見ごろを迎え、都心の約2週間後に山頂の桜が見ごろとなります。
天候にもよりますが、お花見に行くには4月上旬から中旬が満開の桜を楽しめる可能性が高いです。
高尾山はアクセスも良く、初心者でも登りやすいとあって世界一登山客が多い山です。
通常時でも土日祝日は混雑しますので、桜の満開の時期はなおさらです。
高尾山周辺にもお花見ができる場所がいくつもある為、道路には同じような目的の車がたくさん走っています。
高尾山の駐車場に至っては、朝の9時半には満車となることもあるので、可能であれば電車の利用がおすすめです。
高尾山に近づくにつれて、電車の車窓から桜やつつじが目に飛び込んでくるので登山前から楽しめますよ。
また、登り始める時間もとっても重要です。
桜の時期は山頂でランチをしたい人たちが各地からやってきます。
山腹まで運んでくれるケーブルカーも10時前から長蛇の列になります。
子供を連れての登山には、少し早めに自宅を出発して時間に余裕をもって登山することをおすすめします。
高尾山に子供と登るおすすめルートは?
高尾山にはいくつもの登山ルートがあります。
子供と一緒に桜を見ながら登山するのに最適なルートは「1号路 表参道コース」
途中の文化財の薬王院までは歩道も広く整備されていて、子供にも登りやすくなっています。
まず、電車で高尾山に行く場合は「高尾山口駅」で下車します。
ここから高尾登山電鉄のケーブルカーとリフトが出ていて、山の中腹まで登ることもできます。
乗車駅⇒下車駅 | 始発 | 乗車時間 | |
高尾山エコーリフト | 山麓駅⇒山上駅 | 9:00 | 約12分 |
高尾山ケーブルカー | 清滝駅⇒高尾山駅 | 8:00 | 約6分 |
運賃は片道480円、往復930円
行きと帰りで別々の乗り物を選ぶのも楽しいです。
リフトは2人乗りで子供たちは大喜びですが、肌寒い日には12分間風をもろに受けるのでご注意ください。
ケーブルカーは最急こう配が31度もあり、日本一の急こう配を誇ります。
どちらも見える景気は本当に綺麗です!!
ケーブルカーから降りたところに展望台があり、高台から桜を見ることができます。
ここでも既に素晴らしい見晴らしですよ。
でも今回は頂上で桜を見たいので、ここから登山スタートです。
途中、珍しい木やサル園も越えていくと道が二又に分かれています。
急な108段の階段を一気に登る「男坂」と、なだらかな「女坂」
どちらを選んでも先でまた合流します。
子供にどちらを行くか選ばせてみても面白いですね。
坂を登ったら重要文化財の薬王院があります。
奥の院を超えると、舗装されていない登山道になります。
頑張らずにゆっくりと、一歩一歩小さな歩幅で登るようにしましょう。
一般的な所要時間はケーブルカーの高尾山駅から薬王院まで約20分、薬王院から山頂まで約20~30分です。
途中休憩や子供の歩く速度によっては、もう少し時間がかかると思います。
山頂前のトイレの建物が見えてきたらもうすぐです!
最後の坂を上がれば山頂の広場に到着!!
頭上に遮るものがないので、青空と桜のコントラストは本当に見事です。
天気が良ければ見事な富士山を望むことができます。
山登りを達成できた後に、満開の桜と富士山が見れた時は感動しますよ~!!
山頂にはベンチもありますので腰を下ろして休憩できます。
桜の下が空いていたら、そこでおにぎりなど食べると本当に美味しくいただけます。
また、高尾山には20店舗もの蕎麦屋があります。
山頂にもとろろそばが美味しい老舗のお蕎麦屋さんもあるので、そちらで一息つくのも良いでしょう。
高尾山ハイキングに必要な持ち物は?
・服装と靴
動きやすい服装で、足元は履きなれているスニーカーで大丈夫です。
天候が大幅に変わることは少ないですが、羽織れるシャツなど腰に巻いていくとベストです。
・バッグ
リュックサックかウエストポーチのように両手を空けられるバッグにしましょう。
登山時は基本的に両手をふさがないようにします。
子供が手を繋ぎたくなっても対応できますしね♪
・ライト
標高599mで登りやすい山とはいっても自然の山です。
万が一暗くなってしまった時の為にも小さなライトは一つ持参しましょう。
・お菓子
アメやチョコなど、糖分補給に甘さや塩気のあるお菓子を少し持っていきましょう。
疲れたときにも甘いものは有効ですし、子供のモチベーションアップにも効果的です。
・飲み物
山頂までは自販機もありません。
水分補給は重要ですので登山前に準備していきましょう。
・ごみ袋
当たり前ですが、自分で出したゴミは自分で持ち帰りましょう。
ごみ袋としても、座るときにお尻の下に敷くにも重宝しますよ。
・カメラ
高尾山登山の記念にきれいな桜を写真で残しましょう。
子供が大きくなった時の思い出にもなりますね。
・ばんそこう
我が家だけでしょうか?
子供はよく擦り傷を作ります。
重いものではないのでバックのポケットに入れておきましょう。
・日焼け止め
標高が高いので女性は日焼け止めは必ず塗っていきましょう。
途中で塗り直しできるスプレータイプの日焼け止めも持参すると安心です。
まとめ
天気予報をチェックしてプランを立てて行けば、自然を満喫して高尾山のお花見ができると思います。
混雑する前の午前中に登頂してお昼頃に下山するプランですと、桜も登山も自分たちのペースで楽しめます。
子供と思い出に残る春の一日を過ごしてくださいね。