犬が節分の豆を食べるのはOK?豆まきを一緒に楽しむ方法を紹介

「鬼は~そと、福は~うち」という声と共に煎り豆を撒く節分の行事。
特に子供は豆を撒くのも食べるのも楽しみにしている2月の行事です。
人間にとっては栄養価も高く美味しくいただける大豆ですが、犬が食べても大丈夫なのでしょうか?
犬も家族の一員、子供も犬もみんなで一緒に節分に豆まきをして悪鬼を払いましょう。
犬と大豆の相性と、家族で楽しむ豆まきの方法についてご紹介します。

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犬が節分の豆を食べちゃっても大丈夫?

結論から先に言ってしまうと、少量ならOKですが、大量に食べてしまうとNGです。
ただし、注意すべき点がいくつかあります。

節分の大豆は犬が食べたからと言って、すぐに中毒を起こす食品ではありません。
それでも与える時は以下の点に注意してあげてください。

・喉に詰まらせる
大型犬の場合はそんなに心配はありませんが、小型犬や特に子犬の場合は注意が必要です。
身体の小さい犬は喉や食道も細く、節分の小さな豆でも詰まらせてしまうことがあります。

・消化不良をおこす
少量なら問題ありませんが、大量に食べてしまうとお腹を壊したりしてしまいます。
また消化されずにそのまま出てくるので、翌日のウンチがすごい事になります。。。

・大豆アレルギー
最近では大豆アレルギーの犬が増えています。
大豆はドッグフードに入っていることも多いのですが、蓄積で急にアレルギーが出ることもあるそうです。
心配な場合は、最初は少量をあげて様子をみてください。
アレルギーの症状として、湿疹・身体を痒がる・くしゃみ・涙目等があります。
症状があったら、絶対に食べさせないでくださいね。

マメ知識

大豆は犬に中毒を起こさせるのでダメと言われていますが、これは生豆の場合です。

生の大豆に含まれるたんぱく質分解酵素の「トリプシンインヒビター」という成分が犬の内臓に負担をかけてしまいます。

ところがこの酵素は、熱に弱い(50℃以上で活性しなくなる)のです。

ですので、熱を加えて煎ってある節分の豆ならば、この酵素が悪さをする心配はないようです。

そして当たり前ですが、食べ過ぎは何にしてもダメです(>_<) 犬の身体のサイズと個体差で、与える量を調整しましょう。

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節分の豆まきを犬と一緒に楽しむ方法

家族みんなで楽しみたい節分の豆まき行事。
犬も子供も一緒に楽しむためには、皆さんどんな工夫をされているのでしょうか?
いくつかの例をご紹介しますね。

・豆を撒いている間は「マテ」をさせる
マテができるならば、これが一番の方法ですよね。
いい子でじっとしていられたら、後で思い切り褒めてあげてくださいね!
しかし、子犬などは興味津々で動かずにはいられないと思います。
その場合は下の方法も検討してみてください。

・10粒入りの子袋に入っている豆を撒く
最近よくスーパーなどで見かける、豆が小分けになっている小さなパックです。
袋を開けずに、袋のまま豆まきをしてしまいましょう!!
犬も食べにくくて豆が散らばりませんので、片付けも楽になります。

・豆まきの間は犬をゲージに入れておく
可哀想ですが、お腹を壊す方がよっぽど可哀想です。
歯磨きガムやコングにおやつを詰めたものなど、少しの間ゲージの中で楽しめるものを入れておくと良いでしょう。

・ティッシュやお皿に豆を落とす
年の数だけ豆を食べると良いと言われる事から、自分の年の数だけティッシュやお皿に落として食べます。
豆まきの醍醐味はありませんが一つの方法です。

・掃除機をかける
拾ったと思っていても残っている豆もあるかもしれないので、豆まきが終わったら簡単に掃除機をかけましょう。

けっこう簡単にできそうなことばかりでしたね。
豆まきをする時間は数分ですので、それぞれのご家庭にあった方法を試してみてはいかがでしょう?

犬が節分の豆を食べてしまったら?

少量なら翌日のウンチにそのまま出てくることがほとんどです。
ただし豆は水分を吸うと膨れますので、お腹の中が苦しくなっていないかも観察してあげてくださいね。

また、大量に食べてしまった時はしっかり様子をみてください。
苦しそうでしたら、早めに病院に連れて行くことをおすすめします。

そして、節分の翌日のお散歩は要注意です!!
「鬼は~そと」と言って、家の外に撒かれた豆が道に転がっていることがあります。

「うちのワンコは拾い食いなんてしませんよ」という方は安心ですが、好奇心旺盛な犬からしたら、おやつが道端に置いてあるようなものです。

またどこの誰がどのような状況で撒いたかも分からない豆は、愛犬に口にさせたくはないと思います。
散歩のときは、犬より先に豆を見つけて口にしないように注意しましょう。

犬はごちそうの味を覚えます。
可愛いからと、ついつい沢山あげてしまうと身体を壊すことにもなります。
愛犬の健康を守るためにも、人の食べ物を欲しがらないようなしつけは大切ですね。

まとめ

愛犬が節分の豆を口にしても、少量なら心配はありません。
ただし、子犬や小型犬は豆を詰まらせてしまうので、注意が必要です。
心配なら与えない方が良いでしょう。
また食べ過ぎると消化不良を起こすのであくまでもほどほどに!!
楽しく節分の豆まきをして、無病息災を祈願しましょうね。

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