犬や猫の食器がぬるぬるする原因と洗い方|お皿のぬめりはこれで解決!!

inusyokki

犬や猫の食器を洗っているとき、なんだか、ぬるぬるすることはありませんか?
洗ってもなかなか取れないあのヌルヌル、原因は何なのでしょうか!?
実はあのぬるぬるには理由があったのです。
そんなお悩みを解決するべく、犬や猫のお皿のぬるぬるの原因と、
効果的な洗い方について、ご紹介します。

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犬や猫の食器のぬるぬるの原因はこれだ!!

食器がぬるぬるする原因のひとつは、犬や猫の唾液です。
犬や猫の唾液はアルカリ性で、虫歯を予防する働きがあり、犬や猫の歯を守っています。
そしてそのアルカリ性の性質として、唾液がぬるぬるしているというものがあります。

しかし、それだけで食器がぬるぬるするのかとそうではありません。

アルカリ性の唾液は、酸性よりも細菌が繁殖しやすいという性質もあるのです。

そのため、犬や猫がフードを食べた後の、唾液がたくさん付いたお皿をそのままにしておくと、唾液の中で細菌が繁殖します。

そしてお皿には、栄養たっぷりのフードの残りが多少なりとも残っています。
唾液とフードの残りが混ざりあって、それが細菌の栄養にもなってしまうのです。

細菌が増えると、表面に「バイオフィルム」という膜をつくってしまうんですね。

このバイオフィルムが、頑固なぬるぬる汚れの原因になっていたのです。

「お皿までキレイに舐めて、残さず食べてえらいね~」なんて思いませんでしたか?
洗ってもなかなか取れない、あのぬるぬるは、実はその細菌のせいだったのです!!

洗ったのに、ぬるぬるが落ちないということは、それだけ細菌がたくさん残っているということなんです。

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犬猫の食器のぬめりの取り方洗い方|食器用洗剤がダメなわけ

犬猫の食器の汚れは普通の食器用洗剤では落ちにくい?

ところで、どうして、あのぬるぬるは、普通に洗っただけでは落ちにくいのでしょうか?

それは、細菌が作る「バイオフィルム」の構造に理由があります。

「バイオフィルム」とは、「生物膜」という意味で、繁殖した細菌が寄り集まって、
表面に粘着質の膜を作り、膜の下で細菌が増えやすい、居心地の良い環境を作って保護している状態です。

この膜はとても粘着力があって、普通の食器用洗剤をつけて柔らかいスポンジでこすっても、なかなかとれるものではないんです。
ぬるぬるを取るためには、この強力な膜を破壊する必要があります。

食器用洗剤で犬猫のぬめりが取れないわけ

普通の食器用の洗剤は、中性です。
これは洗剤のラベルに書いていますね。

なぜ中性なのか?というと、酸性やアルカリ性の洗剤は、洗浄力は強力なのですが、
食器を洗う時に、手肌にダメージを与えてしまいます。

その点、中性洗剤は、手肌へのダメージが少なく、食器に付いた軽い汚れや、
食べ物が付着したばかりの汚れを落とすのは得意です。
だから、食器用の普通の洗剤は、中性なんですね。

しかし、この中性洗剤は、犬や猫の食器についた、落ちにくい「アルカリ性のぬるぬる」を取るのは苦手です。

でも、ちょっとした工夫をするだけで、このぬるぬる汚れが、簡単に落とせる方法があります!
次にその方法やおすすめグッズを見ていきましょう。
どれも、簡単で身近なもので工夫できます。

犬猫のお皿のぬめりが劇的に綺麗になるグッズ3選!!

おすすめグッズ1[/su_label]:クエン酸
クエン酸は、レモンなどの食品にも含まれている酸性の成分です。

ぬるぬるしたアルカリ性の汚れは、酸性のクエン酸で中和されることで、取れやすくなります。

100円ショップなどでも粉末や液体で売っています。
水に溶かして、スプレー容器などに入れて手軽に使うことができますね。

お皿を洗う時に、シュシュっとスプレーしてから、タオルで拭いたり、
スポンジでこすったりして洗うことで、バイオフィルムを破壊できてぬめりを落とすことができます。

食用のお酢でも効果が期待できますが、犬や猫は酸っぱいニオイを嫌がるので、気になるようなら、無臭のクエン酸を使いましょう。

おすすめグッズ2[/su_label:メラミンスポンジ
メラミンスポンジの特徴は、摩耗(まもう)することで汚れを落とすことです。
「激落ちくん」などの商品名でおなじみの、「メラミンスポンジ」です。
こういう商品です↓↓↓

(画像をクリックすると楽天市場のページが開きます)

水を軽く含ませて、しぼってからこするだけ!!
消しゴムで消すように、簡単にぬるぬる汚れが落ちていきます。

ただし、汚れを削って落とすときに、食器を傷つけてしまう場合もあります。
木製や、メラミン樹脂製などの素材でできたお皿など、傷のつきやすい食器には注意が必要です。

おすすめグッズ3[/su_label:アクリルたわし
アクリル毛糸で編んだ「アクリルたわし」も、洗剤を使わずにぬるぬる汚れを落とせる優秀なアイテムです。

アクリルの細かい繊維がしつこいバイオフィルムを取り除いてくれます。
食器に傷をつけにくく、洗って繰り返し何度も使うことができるのも嬉しいですね。

カワイイ色の毛糸を選んで、手作りするのも楽しいです♪
【 簡単にできるアクリルたわしの作り方はこちらでチェック 】

洗った後は、水気がたまらないように、風通しの良いところに吊り下げて、乾かしておきましょう。
ぬれたまま置いておくと、「アクリルたわし」にも細菌が繁殖してしまいます

食器のぬるぬるをもっと簡単に取る方法

ポイント1
乾いた布などでふき取る!
→濡れた状態では、落ちにくいぬるぬる汚れも、乾いた布でふき取ることで、簡単に、バイオフィルムを取り除くことができます。
乾いたタオルで拭いた後、普通の中性洗剤で洗えば、残りの汚れと細菌も、洗うことができます。

ポイント2熱湯をかける
熱湯をかけたり、熱湯にしばらく漬けることでぬめりが浮いてきて落ちやすくなります。
汚れの原因になる細菌を、殺菌することもできます。

ただし、熱湯をかけただけ、熱湯に漬けておくだけでは、汚れが残っていることもあるので、
熱湯で殺菌したあとにアクリルたわしなどでこする、というやり方が良さそうですね。
当たり前の話ですが、やけどには注意しましょう!

まとめ

犬や猫の食器がぬるぬるする原因は、増えた細菌が集まって作る、「バイオフィルム(生物膜)」でした!
そして「バイオフィルム(生物膜)」は、細菌によるものなので、「酸性」や「乾燥」、「熱湯」に弱いという特徴がありました。
普通の洗剤を使って洗っても、落ちにくいぬめり汚れですが、
クエン酸や、アクリルたわし、メラミンスポンジで落としやすくなり、熱湯で殺菌することで、さらに効果が高まります。
「早食い防止」のデコボコしたお皿は、普通に洗うのも大変なのに、ぬるぬる汚れが落ちにくいとなると、さらに大変!
でも、これも、クエン酸や熱湯に漬けておくことで、「バイオフィルム(生物膜)」を落としやすくなりますね。
工夫を上手に組み合わせることで、大切な愛犬、愛猫ちゃんのお皿を、きれいに保ちましょう♪

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