献血できない人の理由や体重制限|プランセンタとの関係まで

kenketu (3)

みなさんは、献血に行ったことがありますか?
「献血にご協力ください」、「A型の血液が不足しています」といったプラカードを持ったスタッフに街中で呼びかけられ、献血に協力してみようかな?と関心を持ったことがある人も多いのではないかと思います。
でも、献血協力には条件があり、なかには献血できない人もいるんです。
私自身も献血ができなかった経験から、これから献血に行こうと思っている人のために、体重制限をはじめとした、献血できない場合の理由をご紹介します!
さらに女性に人気のプラセンタと献血の意外な関係も解説しますので、プラセンタをやろうか考えている方も参考にしてみてくださいね。

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献血できない人の理由と条件

「献血に行ったのに断られた!!」
「献血したいのにできなかった!!」
という話を聞いた方もいらっしゃるんではないでしょうか?

私も会場に行って断られた経験の持ち主です。

実は献血の種類別に、献血ができない人の条件が細かく定められているんです。
なぜなら、献血者の健康に配慮し、輸血を受ける人の安全性を確保するためです。

せっかく行ったのに・・・と悲しい気持ちにならないためにも
献血できない人の理由をまとめましたので事前にチェックしてみましょう!

献血の種類と体重制限と年齢制限まとめ

献血には、大きく分けて「全血献血」と「成分献血」の2通りの方法があり、採血方法ごとに年齢と体重の制限があります。

まずは、血液中のすべての成分を献血する「全血献血」の条件からご説明しますね。

全血献血にも400ml献血と200ml献血の2通りがあって、それぞれ条件が違います。

400ml献血 200ml献血
年齢 男性:17~69歳
女性:18~69歳
16~69歳
体重 男女ともに
50kg以上
男性:45kg以上
女性:40kg以上

次に、特定の成分だけを採血する「成分献血」の条件についてご説明します。

こちらも「血漿(けっしょう)成分献血」「血小板(けっしょうばん)成分献血」の2通り。

血漿成分献血 血小板成分献血
年齢 18~69歳 男性:18~69歳
女性:18~54歳
体重 男性:45kg以上
女性:40kg以上
男性:45kg以上
女性:40kg以上

献血の種類や特徴、あなたがどの献血ができるかについては、献血前の問診や事前検査できちんと説明してもらえますので安心してくださいね(^^)

献血が断られるヘモグロビン基準値は?

ヘモグロビンとは、血液中の赤い色素とたんぱく質のことで、私たちの体の隅々まで酸素をいき渡らせる大切な役割を持っています。

女性に多い「貧血」は、ヘモグロビンの濃度が低くなっている状態で、この濃度が低いと献血ができないようになっています。

私も以前、これで引っかかって献血ができませんでした。。。

~ ヘモグロビン濃度(血色素量)の献血基準値 ~

全血献血
400ml 200ml
男性:13.0g/dL以上
女性:12.5g/dL以上
男性:12.5g/dL以上
女性:12.0g/dL以上
成分献血
血漿成分献血 血小板成分献血
12.0g/dL以上
(赤血球指数が
標準域にある女性は11.5g/dL以上)
男女共に
12.0g/dL以上

最近健康診断をした方は、血液の項目に「ヘモグロビン」の数値が載っています。
気になる方はチェックしてみてくださいね。

貧血気味と感じたなら、食事を見直すことで体内のヘモグロビンを増やすことができますよ。

鉄分・たんぱく質・ビタミンの多い食材一例
・鳥や牛のレバー
・カツオやマグロ、牡蠣やあさりしじみ等
・ほうれん草やモロヘイヤ、小松菜等の野菜
・みかんやいちご、柿やバナナのフルーツ
・卵や大豆、乳製品に梅干等
・こんにゃくや海苔、ひじき等

これらを積極的に摂って1日3食規則正しく、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

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プラセンタ注射したら献血ができない!?原因と期間について

近年、女性に人気のプラセンタ注射。
美容やアンチエイジング、健康の維持などを目的として、ヒトや動物の胎盤から抽出した有効成分を皮下や筋肉に打つ注射です。

あまり知られていませんが、実はこのプラセンタ注射も、献血できない理由の一つになるんです。

私の友人も、知らずに行ったら献血できなかったとがっくりして戻ってきました。

2018年8月現在では、

過去に一度でもヒト由来のプラセンタ製剤を注射した人は、期間の制限なく、献血することができません。

その理由は、ヒト由来のプラセンタ製剤はまだ謎に包まれた部分が多く、100%の安全性が確認されていないからです。

ちなみに、プラセンタの入ったサプリメントやドリンクなどの健康食品は、利用しても問題なく献血を行うことができます。
これは、サプリメントやドリンクに使用されているプラセンタは豚や馬由来のもので、安全性が証明されているからです。

将来には安全性が証明されるかもしれませんが、今はまだ承認されていない状況です。

プラセンタ注射をこれから受けようと思っている方は、今後献血ができなくなってしまうことを十分に考慮した上で、プラセンタ注射を受けるかどうかを決めてくださいね。

献血ができないその他の条件

他にも、献血できない理由には、さまざまなものがあります。
過度の空腹や睡眠不足の人、服薬中の人(一部の薬を除く)、体調不良の人、妊娠中や授乳中の人、一定期間中に予防接種を受けた人、心臓病や悪性腫瘍、血液疾患、ぜんそくなどの特定の病気にかかったことがある人なども、献血はできません。

最初に書いたように、献血者の健康と、輸血を受ける人の安全のために献血ができる条件が決まっています。
気になる方は日本赤十字社のウェブサイトで確認してみてくださいね。

【 日本赤十字社公式ホームページ 】 (リンク掲載許可済)

さいごに

いかがでしたでしょうか。
献血するためには、さまざまな条件がありますが、健康な人であれば、献血による身体への影響はほとんどありません。
献血は気軽に参加できる素晴らしいボランティア。
献血に出かける前に献血条件をチェックし、条件を満たしている方は、ぜひ積極的に献血に協力してくださいね!

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