初めて講演会などで講師や先生を呼んでお話しいただく時は分からないことだらけ。
講演料のお礼や交通費はどうやって渡したらいいの?
手渡しの場合の封筒は茶封筒?白封筒??それとものし袋???
お金はどの向きに入れるのがマナーだっけ?
領収書って必要なの??などなど。。。
初めてでも失敗いしない謝礼金の渡し方をまとめました。
せっかくお越しいただくなら、スマートにお礼を渡して気持ちよくお帰りいただきましょう。
講師への謝礼金の封筒の選び方と表書きについて
謝礼金の封筒の選ぶ時の注意点
無地の白封筒がベストです。
茶封筒や郵便番号の枠のある封筒は避けましょう。
またお祝い事ではないので、のし袋である必要もないそうです。
のし袋にする場合は、水引なしの赤棒の封筒型のものが多目的用なのでそちらを使います。
白封筒も、真っ白な封筒ならば何でも良いわけではありません。
ペラペラの薄いものではなく、中のお金が透けないものを選んでください。
通常の和紙を用いた二重の封筒か、厚みがあり丈夫な奉書紙で作った奉書封筒などが良いでしょう。
封筒を選ぶときに≪御礼・心付け・挨拶など≫と書かれているものを目安にするのも良いかと思います。
このような封筒は文房具屋さんのご祝儀袋コーナーにはほぼ置いてありますし、コンビニでも売っているところもあります。
通販でも販売しているので、厚みを確認して早めに用意するようにしましょう。
表書きの書き方
表書きは「御礼」または「謝礼」と書くのが一般的です。
書く場所は封筒の真ん中より少し上に書くようにしましょう。
可能であれば筆ペン、なければ万年筆、黒のペンで文字を書き入れます。
鉛筆やボールペンは礼を欠くので使わないようにしましょうね。
また金額は表書きには記載せず、中に支払明細や領収書(控)などを入れてお渡しします。
謝礼金の渡し方と領収書について
謝礼金を渡す側が領収書を作っておいて、サインをしてもらうのが良いでしょう。
【 領収書の一例 】
〇〇 〇〇様
金 51,130円
但し 平成29年6月1日開催 講演料として
平成29年6月1日 上記正に領収いたしました
講演料 51,130
内訳 源泉所得税▲5,220
消費税(8%) 4,090 住所
合計 50,000 氏名 ㊞
源泉徴収する場合は内訳を必ず記載しましょう。
金額の記載方法ですが、上記は講師へ現金50,000円を渡す場合の見本です。
講演料は端数のないようにお渡しする事が多いと思いますが、その現金の額を書かないように気を付けてくださいね。
謝礼金の封筒への入れ方や向きは?
謝礼金の現金を用意する時にはできれば新札を用意しましょう。
必須ではありませんが、お礼としてお渡しするものなので新札が気持ち良いです。
新札は郵便局や銀行窓口で取り扱っています。
また、銀行ATMの両替機でも新札に両替してくれる店舗がありますので行く前に確認してみてくださいね。
銀行や郵便局に行くのが間に合わない場合でも、できるだけ使用感の少ない綺麗なお札を選ぶようにしましょう。
さて、綺麗なお札も用意できました。
実は、封筒にお札を入れる向きにもマナーがあるの知ってましたか?
封筒の表(お礼・謝礼と書いてある側)にお札の表(肖像画が描かれている側)が正面を向くように、更に肖像画を封筒の封入口側になるように入れます(写真参照)
交通費はお車代として講師へ渡すべき?
こちらは特に決まりもありませんが、かかった実費を精算するなら「交通費」としてお渡しします。
新幹線や飛行機など領収書をお持ちいただいて、かかった旅費交通費をお支払いする形ですね。
反対に車で来られる場合などは、ガソリン代や高速代など加味して少し多めの切りの良い金額を「お車代」としてお渡しします。
近い場所からお越しいただく場合も「お車代」としてお渡しすることが多いです。
こちらは謝礼金の封筒とは別の白封筒を用意します。
謝礼金と同じように、表書きの真ん中より少し上に「交通費」又は「お車代」と記入します。
そして金額は書かなくて大丈夫です。
まとめ
講師への謝礼金の渡し方、気持ちよくまた来たいと思ってもらえるように最低限のマナーを持って渡しましょうね。
ポイントは
・無地の厚手の白封筒に「お礼」「謝礼」と書き受領書を用意する。
・新札を用意し、お札の肖像画が正面にくるように入れる。
・交通費・お車代は謝礼と別の封筒で渡す。
謝礼・交通費の源泉徴収や消費税については【こちらの記事】でまとめています。
合せてご覧ください。
あなたの参考になれば幸いです。