犬の介護の排尿編

うちのトイプードルは2年前に、急性の神経性麻痺が脊髄のところにおきて下半身が麻痺してしまいました。
ですので、麻痺の影響で自力で排泄をコントロールすることは難しいようです。
手術して退院するときに病院の先生から「自宅でやってくださいね」と排尿介助の方法を教えてもらいました。
犬の体内構造の図を見せてもらって教えてもらった方法と、実際に行ってみて気づいたことや感じたことをまとめました。

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犬の排尿の介助方法

我が家のトイプードル(2.5kg)の場合ですがご紹介します。

排尿のお手伝い方法

小型犬の場合は手で体を固定させて立たせます。

(大型犬の場合は寝かせたままだそうです)

犬の後ろに回り、腰を包みこむような手の形(親指が重なるように)で腰を支えます。

親指と薬指、小指で、お尻を持つというか腰を立たせるように固定します。

人の腰をマッサージするような手の形ですね。

残っている人差し指と中指(使えれば薬指も)で、犬の膀胱を押しながら刺激を与えていきます。

膀胱の位置は、雄犬の場合は犬を横から見た時に下腹の下の方、後ろ足の付け根の少し前辺りにあります。

膀胱から平仮名の【つ】のように尿道がでていて、最終的に外に排出される形になっています。

まずは、この膀胱を優しく刺激して膀胱内の尿を外に出してあげます。

その後で、まだこの【つ】の中に残っている尿も刺激をして出してあげます。

優しい牛の乳搾りのような、感じでしょうか。
この作業はけっこう好きで楽しく行っています。

最初の頃は、全く手加減も分かりませんでした。
押しすぎても内蔵を傷つけてしまいそうなので、恐る恐るやっていました。

それが慣れてくると、もう少し出るかな?など、指の感覚でわかってくるようになります。

力を入れ過ぎると尿が逆流したり、お腹周りを傷つけてしまうので優しく優しく行ってます。

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おまけ

手術をした当初はもして「もう歩けるようにはなりません」とお医者さんから宣言されていました。
でも諦めずにリハビリもして、毎日足のマッサージなどもしてあげた結果、今はたまに立ち上がったりします。

さらに数歩だけですが後ろ足を使って歩くような行動が見えてくるようになりました。

ただ、排泄はやはり麻痺の影響でコントロールすることは難しいようです。
病院から退院した時に、先生からサラッと言われました。

「自分の力で排泄することはできないので、朝晩必ず人の手で出してあげて膀胱を空にしてあげてください」
「膀胱に尿が溜まったままにしてしまうと、膀胱破裂の可能性があります」

恐ろしいことをサラッと言いますね。と思いましたが、教えてもらった通りに朝晩は必ず膀胱を空にしています。

おかげさまで、今のところは順調に元気に過ごせています。

因みに、基本的に家にいる時は必ずおむつを付けています。
それでもできる時は、数時間ごとに手伝って出してあげるように気をつけています。
おむつが汚れていると、蒸れてしまったり可哀想ですものね。

最近分かってきたのですが、日中はお腹に力が入るときに排尿するようです。
動こうとしたり吠えたりといった動きがあるときですね。
ですので、ずっと家で留守番していて(たぶんずっと寝ていたんだろうな)という日には、半日経ってもおむつは綺麗なままの時も多いです。

その状態でトイレシートに連れて行って、上記の作業をしてあげるととてもすごい量が出てきたりします。
大量に出てくれると私も達成感がありますwww

病気にならないように

清潔でいられるように

毎日きちんと排泄できるように

飼い主として、介護も楽しみながらちゃんと面倒を見て行こうと思います。
排尿介助が上手になっても、どこでも自慢できないんですけどねww

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