ちらし寿司と海鮮丼とばら寿司の違いと食べ方|関東関西バージョン

barasusi

大人も子供も男女問わず大好きな「ちらし寿司」
ちらし寿司も地方によって呼び方も違ければ、内容も違うの知ってますか?
ひな祭りに人気の色鮮やかでカラフルな「ちらし寿司」
新鮮な魚介や海戦がお櫃(ひつ)にあふれんばかりに乗っている豪華な「ちらし寿司」
同じように海の幸がもりもり乗っている「海鮮丼」など。
それぞれの違いから食べ方をこちらでは分かりやすく解説します。
これであなたもちらし寿司マスターに!!

スポンサーリンク

ちらし寿司と海鮮丼とばら寿司の違いとは?

ちらし寿司と海鮮丼の違いは?

ご飯の上に新鮮な魚介が乗った「ちらし寿司」
これに良く似ているものに「海鮮丼」があります。

この差は、ご飯が酢飯か白米かの違いです。

一般的に「ちらし寿司」とは、酢飯の上に握り寿司で使うネタを並べたものを指します。
握り寿司と同じサイズのネタが乗っているものもあれば、細かく切ったマグロなどの生の魚介類をランダムに散らした盛り付けをする場合もあります。

「海鮮丼」は味のついていない白飯の上に、魚介類の刺身などを盛りつけた丼物料理で、バリエーションもたくさんあります。
いろいろな魚介類を多種類乗せるもの以外にも、単品の魚介類の刺身を乗せたものも「海鮮丼」に分類されます。
マグロ丼(鉄火丼)、ヅケ丼、サーモン丼、イカ丼、エビ丼、カニ丼、イクラ丼、ウニ丼なども海鮮丼です。

また「丼」という名前がつくように、どんぶりに盛っていることがほとんどで、一杯が一人前です。

簡単に言うと、酢飯に具材が乗っている「海鮮ちらし寿司」に対して、味のついていない白ご飯に具材が乗っているのが「海鮮丼」ということですね。

ちらし寿司と海鮮丼の食べ方

それでは、食べ方に違いはあるのでしょうか?
基本的には、美味しく食べるのが一番です。
それでも、お寿司屋さんに行ってちらし寿司を頼んだ時には、マナーを知っていた方が良いでしょう。

※ 海鮮ちらし寿司の正しい食べ方とマナーはこちらの記事で確認できます。

では、海鮮丼の正しい食べ方はどうでしょう?

マナーとしては、ちらし寿司と同じ食べ方でOKです。
食べるネタにわさびを乗せて、お醤油をつけてご飯と一緒にいただくのが正しい食べ方です。

ただし丼もというのは、おかずをご飯の上に乗っけた「ぶっかけ飯」であり、もともとは手早くガツガツと食べるためにできた日本食です。

ですので、自分が美味しいと思う食べ方で食べても良いと思うのです。

後はTPOに合わせて、お店の雰囲気や作ってくれた人に感謝していただきましょう。

もともとマナーというのは決して難しいことではなく、相手への心遣いや、自分の喜びを相手に伝える手段なのです。
これを踏まえて考えると、食事のマナーも、「周りの人に不快でないこと」「喜びを共有できること」を大切にする行動ということですね。

スポンサーリンク

ちらし寿司とばら寿司の違いは?

一般的に「ちらし寿司」といっても、関東と関西でイメージするものが違うの知ってますか?

関東でお寿司屋さんい行ってちらし寿司をオーダーすると、白い寿司飯に新鮮な海鮮の乗ったちらし寿司が出てきます。
いわゆる「江戸前ちらし寿司」「海鮮ちらし寿司」です。
tirasizusi

反対に関西でちらし寿司をオーダーすると、鯖や鰻にレンコンや絹サヤがご飯に混ぜ込まれ、錦糸卵で彩られたちらし寿司が出てきます。
地域によって「ばら寿司」「五目ちらし」と言われています。
barasusi

関東のちらし寿司・・・寿司飯の上に生の海鮮を乗せる

関西のちらし寿司・・・寿司飯に味付けした具を混ぜ込んで作る

この関西のちらし寿司は「ばら寿司」といい、各地によって特徴をもった郷土料理です。

ばら寿司の特徴は、煮たり焼いたりした魚介や酢漬けにした野菜、卵焼などを細かく切って寿司飯に混ぜこみます。
混ぜこんだご飯の上に、酢漬けのレンコンや魚、イクラ、煮た具材を飾り付け彩り良く盛り付けて完成です。

ばら寿司は、お祭りやお祝いなどのおもてなし料理として欠かせない家庭料理です。

今では、スーパーなどでも手軽に買うことができますが、一つ一つの具材をそれぞれ別で味付けして調理し、最後にバランスよく混ぜ込むという、手間のかかるものです。

そのため今でもお祝い事の時には作る家庭も多く、味付けや工夫が受け継がれて、おめでたい席に提供される料理となっています。

東京では「ちらし寿司」「ばら寿司」どっちも「ちらし寿司」!?

「ばら寿司」という呼び方は主に西日本で使われる名称で、刻んだ具を混ぜ込む郷土料理です
「ちらし寿司(散らしずし)」は、酢飯に多種類の具材を合わせて作る寿司の一種のこと。

ちらし寿司の語源は、寿司飯の中や上にいろいろな具材を「散らす」ことから「ちらし寿司(散らし寿司)」と呼ばれるようになったと言われています。

この「ちらし寿司」の寿司飯の中に様々な具材を混ぜ込むものを「バラ寿司」「五目寿司」「五目ちらし」などと呼び、具材には、一般に甘く煮た干し椎茸や干瓢の煮しめ、ニンジン、筍、竹輪や蒲鉾、油揚げや高野豆腐、酢蓮根、などが使われます。
また、地域・家庭ごとに色々なバリエーションがあるのも特徴です。

しかし東京では、具材を上に並べるタイプの「ちらし寿司」と、具材を混ぜ込むタイプの「バラ寿司」両方を「ちらし寿司」と呼ぶ傾向が見あります。

新鮮な魚介が上に乗っているものも「ちらし寿司」
ひな祭りなどのお祝いの席に振舞われるものも「ちらし寿司」

魚介の乗っているものを「海鮮ちらし寿司」、錦糸卵などで彩られた「五目ちらし」「五目寿司」などと分かりやすいように区別されている場合もありますが、分からない場合は一度お店の方に確認するとよいでしょう。

まとめ

「ちらし寿司」と「海鮮丼」、さらに「ばら寿司」と「五目ちらし」の違いはわかりましたか?
知ってみればなるほど!!と納得できたのではないでしょうか。
今年のひな祭りやおめでたい席に、それぞれのちらし寿司を作ってみても楽しいかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする