スーパーに買い物に行くと、生姜・新生姜と別に売られているのを見た事はありませんか?
生姜と新生姜は何が違うのか、代用が出来るのか気になりますよね。
レシピに新生姜と書いてあっても、新生姜をワザワザ用意するのは面倒に感じます。
そこで今回は、生姜と新生姜の違いや、栄養の差や代用できるかどうかについて、詳しくお話しさせていただきますね!
生姜と新生姜の違いは?根生姜や葉生姜にひね生姜って?
生姜の特徴
まず、生姜と聞いて思い出すのは、茶色くてゴツゴツしている生姜ですよね。
生姜は主に薬味として使われ、料理のアクセントになります。
食べるとピリッと辛く、独特の香りがします。
新生姜の特徴
一方新生姜は生姜の上にできた、「新しい根」の事を指します。
見た目は白っぽく、生姜に比べて柔らかそうです。
新生姜は水分をたっぷり含んでおり、辛みや生姜の香りも穏やかです。
生姜自体を美味しく食べることが出来、薬味として使う事はありません。
根生姜・葉生姜・ひね生姜とは?
また、根生姜・葉生姜・ひね生姜の違いについても解説させていただきますね。
根生姜は新生姜を貯蔵庫に保管し、寝かせたものです。
根生姜=普通の生姜と定義されています。
葉生姜は新しい生姜が育ち始めて、2〜3cmほどに成長した頃に、葉をつけたまま出荷される生姜です。
ひね生姜は生姜の古い根茎の事を指します。
繊維質で辛みが強いのが特徴ですね。
新生姜の旬の時期はいつ?収穫する季節は?
新生姜が収穫されるのは、実は冬も近い11月です。
夏に出回っているイメージがありますが、夏に売られている新生姜は、ハウス栽培で育てられた生姜から収穫されています。
【新生姜の旬の違い】
旬の時期 | 栽培方法 |
5月〜6月 | ハウス栽培 |
11月〜12月 | 自然栽培 |
夏に多く出荷されるため旬は夏だと思われがちですが、栽培方法によって旬が変わってきます。
初春〜夏の頭、更に冬の頭に新生姜の旬が来ると覚えておくといいでしょう。
生姜と新生姜の栄養素に違いはある?お料理の代用はできる?
生姜と新生姜の栄養の違いですが、大幅な違いはありません。
ただし生姜の方が、新生姜に比べてやや栄養面が高めとなっています。
なぜかというと、生姜の方が生育期間が長い為ですね。
ちなみに、生姜と新生姜に含まれる栄養素は以下の通りです。
体を温め、血行を促進する働きがあります。
さらに、殺菌作用や抗酸化作用もあります。
・ショウガオール
生姜や新生姜を加熱すると、ショウガオールに変化します。
ショウガオールは新陳代謝を活発にし、発汗を促す作用があります。
・ジンゲロン
ショウガオール同様、ジンゲロールを加熱するとできる栄養です。
脂肪燃焼や代謝促進の効果がある他、生活習慣病の予防効果があります。
・シネオール
生姜の香り成分であるシネオールは、胃腸の機能を整えて食欲を増進させてくれます。
吐き気がする時に擦った生姜をお湯に溶かして飲むと、少し症状が落ち着きます。
更に疲労回復、消炎効果があります。
最後に、新生姜の代用に生姜は使えるのかどうかについてです。
残念ながら、新生姜の代用に生姜は使えないです。
生姜は繊維質で硬く、新生姜はみずみずしく柔らかいです。
新生姜を使うとなると、その柔らかい食感を楽しむ料理が多いです。
レシピに新生姜の記載がある場合は、新生姜を使用するようにしましょうね。
逆に生姜の代用として新生姜を使うのも、使えなくはないですがオススメはしないです。
生姜を使う料理は、その香りや風味を楽しむために生姜を入れます。
新生姜は香りや風味が生姜に比べて優しいため、生姜の代用としては少し弱いです。
生姜と新生姜に関しては、レシピ通りに用意した方が得策ですね。
まとめ
新生姜は生姜の上にできた「新しい根」で、柔らかく瑞々しい味がします。
一方生姜は新生姜を貯蔵庫に入れて寝かせたもので、新生姜に比べて若干栄養素が高いです。
新生姜と生姜はそれぞれ代用ができないので、レシピ通りに用意するようにしましょうね!