書き初めを上手く書くコツと書道の正しい姿勢や筆の持ち方を紹介

syodou

綺麗な文字は正しい姿勢と呼吸から。
それでもなかなか書き初めが上手くいかない方へ。
こちらでは、新年の書き初めを上手く書くコツを一つずつ解説していきます。
正しい姿勢とちょっとした書き方で、書道の美しさはかなり変わってきます。
「上手だね!!」と言われるポイントを紹介しますので、今年の書き初めでは、周りの人をびっくりさせてみませんか??

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書き初めを上手く書くコツと綺麗な文字のポイント

書き初めが上手くいかない理由に、文字のバランスの悪さが挙げられます。

文字のバランスの悪さは、注意するポイントを押さえて少し練習するだけで、かなり改善することができるんです。

まずは、意識するポイントと練習方法をご紹介していきます。

遠回りに見えるかもしれませんが、すぐに清書をしようとせずに、何枚か練習してみましょう。
それによって、清書の文字が見違えるように変わっていきます。

まずは、次の4点を意識するようにしていきます。
これだけでも、文字はだいぶ変わってきます。

1、とめ・はね・はらいを意識する

2、横線はほんの少し右上がりに

3、縦線は真っ直ぐ垂直に

4、線と線の間隔、空間を揃える

こちらを意識しながら、早速、半紙に書いていきましょう!!

書き初めが上達するための練習方法

【 準備運動 】
最初は筆に慣れましょう!
半紙に縦線や横線、丸(〇)など、記号や線など気の向くまま、好きなように書いてみてください。

筆が馴染んできたら、漢字の「三」や「川」を上の4点を意識して書いてみましょう。

バランスによって文字の印象が全く違うことが分かると思います。

↓ ↓

【 練習➀ 】
さて、準備運動が済みましたら実際に今年の書き初めを書き始めていきましょう。

まずお手本をコピーして半紙の下に敷き、上からなぞって同じように書いてみてください。

こうすることで、文字の大きさやバランス、線の太さなどを掴んでいきます。

↓ ↓

【 練習➁ 】
次に文字のバランスを取るために、書く文字数に応じてお手本と半紙を軽く折ります。

二文字なら半分に、四文字なら半分の半分に折る。といった具合です。

お手本を折った時に折り目からはみ出ている漢字がある場合は、その漢字は少し大きく書いた方がバランスが良いということです。

お手本を見ながら、上の4点を意識してまず書いていきましょう。

↓ ↓

【 本番 】
だいぶ筆の使い方や文字の感覚にも慣れてきたと思います。

それでは折り目のない半紙で思い切りよく書いていきましょう!!

ポイント

※ 一文字書き終わるまでは墨は足さずに最後まで書ききってください。
※ 漢字とひらがながある場合はひらがなをほんの少し小さく書きましょう。

まだ書き初めで書く言葉が決まらない方へはこちら↓↓
【 書初めにおすすめの四字熟語や新年の抱負をチェック 】

その他に、書道では筆画の書く順番で漢字の形が変わってきます。

【 漢字の正しい書き順 】
こちらのサイトでは、漢字の正しい書き順を紹介してくれています。
ご自分の書き順が合っているか確認できますので、どうもバランスが悪いと思ったら一度確認してみましょう。

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書き初めは正しい姿勢から全てが始まる

こちらでは、正しい座り方と姿勢を説明します。

座り方は、机と体の間に握りこぶし一つが入るくらいの間隔をあけて座ります。

机の正面に座り、2~3回深呼吸をしてみましょう。
深呼吸することで、骨盤の上に上半身がまっすぐ乗り背筋が伸びます。

背骨が腰の上に乗っている感覚が分かるでしょうか?
背骨がまっすぐ腰の上に乗っている状態を意識したまま、おへその下(丹田)を引き締めて、肩の力を抜いてください。

その姿勢のまま心もち顎を引き、目線を半紙に合わせます。

紙は体の中心に置き、左手は指を揃えて半紙の左下を軽く押さえましょう。
そうすることで身体が傾かず、文字が曲がることを防げます。

☆綺麗な姿勢を維持する。
☆筆の持ち方を意識する。
☆力加減を調整する

など普段意識しない姿勢になりますが、不思議なことに正しい姿勢を心がけるだけで字体が変わってきます。
慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、頑張って集中しましょうね。

書道を正しい姿勢で行うことによるメリットはこんなにもあります。
意外と知らない!書道による嬉しい効果について

書道における筆の正しい持ち方

ボールペンや鉛筆は筆を寝かせますが、書道では筆をまっすぐ立てたまま書いていきます。
また力は入れすぎずに、手の中に卵を包んでいるようなイメージで軽く持ってください。
今回は代表的な2つの筆の持ち方をご紹介します。

~ 単鉤法(たんこうほう) ~
親指・人差し指の2本の指で筆をもち、中指を添える持ち方です。
鉛筆やボールペンの持ち方に似ています。
こちらの持ち方は、細かい字を書くのに適しています。

~ 双鉤法(そうこうほう) ~
親指・人さし指・なか指の3本で筆を持ち、くすり指を添える持ち方です。
持つ指が増えた分、力がかけやすく筆が安定します。
こちらは力強い字や、漢字を書くのに適しています。

書道の筆を持つ位置は?

基本は筆の真ん中あたりを持ちます。

力強い安定した字を書きたい場合は真ん中よりも少し下を持ちます。
反対に自由なおおらかな字を書きたい場合は真ん中よりも少し上を持ってください。

筆を持つ場所によって筆の動かしやすさが変わるので、筆の滑らかさが違ってきます。
ご自分の一番書きやすい場所を探してくださいね。

最後に、肘を軽く上げて、肩と手首に力を入れずに
肩から指先までを柔らかく動かすように書いていきましょう。

書き初めをするのに、筆が割れていたら綺麗な字も書けません。
書道の道具の正しいお手入れ方法も合わせて確認しておきましょう。
【 筆のお手入れ方法と先が割れた時の復活方法はこちら 】

まとめ

書道には集中力を高める効果や右脳を鍛える、また精神の安定といったリラックス効果もあると言われています。
一年の初めに正しい姿勢で背筋を伸ばすこと。
身体に新鮮な酸素をしっかり取みり込んで書き初めをすることで、良い新年のスタートを切りましょう。

さらに書き初めをする前には、なぜ書き初めをする必要があるのかも知っておきましょう。
【 書き初めをする時期と由来や意味はこちら 】

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